商店会等への加入促進を目的とした条例の制定に向けて
今こそ、商店会の社会的役割に自信と誇りを!
長野商店会連合会 会長 宮島 章郎
伝統・文化の保護や維持に貢献
農耕民族である私たち日本人は古来、協調と和の精神で地域社会を、文化・伝統を、育んできました。
この不況で、利己主義に陥りがちな今こそ我々商業者も、この精神を軸に商店会とは、また商店会連合会とは、更に、それらを構成している会員とは何であるのかを見つめ直す時期にあるのではないでしょうか。
商店経営は、個店の努力が大前提です。しかし、それだけで遠来・近来のたくさんのお客様を呼ぶことができるでしょうか? それが可能な商店は極々限られていると思います。
私は、個店の努力に、地域商店会の連携、地域生活者の協力、そして行政のサポートがあって集客力を更に高めることが出来ると思っています。
一方、地域に育てられる商店や商店会(街)もまた、そこに根差した文化や伝統行事への物心両面での支援・協力という形で昔から地域に貢献してきました。
今年開催された善光寺御開帳や、恒例の長野えびす講のように地域の伝統文化を継承する、また、大道芸フェスティバルや善光寺表参道秋まつり等のように商店街が市民の皆様に文化やイベントを提供する等々、商人・商店会(街)が地域に果たしている役割には大きなものがあります。
市民生活の利便性や安全性への協力
“安心・安全な街”はそこに住む人、商売をする人、訪れる人、そこを通過する人全てにとっての最重要課題です。
当連合会会報タウン57への一般市民からの投書がきっかけとなり、商店会が主導した中心市街地の「悪質な客引き行為」を禁止する「県迷惑防止条例の改正」への取り組みは、区や行政の協力を得て、結果、平成20年2月には県議会で可決。これにより、「客待ち行為禁止」の地域指定が決まり異例の早さで、この年の10月から施行されています。
また、街路灯の設置やその電気代の一部或いは全額負担も、“安心・安全な街”の維持に大いに貢献していることです。
更に、市民の利便性を考慮した中心市街地の共通駐車券事業も商店会なくしてはあり得ません。
“地域の利”へのただ乗りは、許されません!
地域の商店会の役員・会員は、自分たちが、“地域の活性化や発展を担わなくては”と自負し、会の事務仕事や資金調達、活性化事業の企画、実施等々を時には自分の商売を犠牲にしながら行っています。
長い時間をかけて地元の商店や住民、行政が創り上げてきた魅力ある地域に、何の負担もせず出店し、また、商店会の会員にもならずにメリットのみを享受することを良しとしている外部からの企業や、地元の一部商店の方々には、このことをよく考えて頂きたいと思います。
是非、相応の負担を受け持ち、地域全体の活性化に協力し、共に繁栄するといった幅広い視点を持って頂きたいと考えております。
長野市のまちづくり視野に
全企業・全商店の地域商店会への加入を
中心市街地及び各地域の活性化に即効性のある“うまい方法”はありませんが、その基盤は地域の商店会であり、ばらばらな個店対応では進みません。
全ての企業や商店は地域の商店会に必ず加入し、そんな充実した地域商店会から成る商店会連合会と、商工会議所及び行政が一体となって素晴らしい長野市のまちづくりが出来たらと望んでいます。そのため「商店会等への加入促進を目的とした条例」の制定に向け、長野商工会議所及び関連団体との協力体制で臨んでいます。
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